2008年6月13日 投稿者: アドベンチャースポーツマガジン編集部
レースの感想をたずねると、「ツツジがきれいでした!」との声が多数。なるほど、気持ちよさそうなトレイルだ
今年で2回目を迎える赤城山トレイルランニング・レース。昨年の11月から時期を変更し、コース上のレンゲツツジが満開を迎える6月8日に開催された。
前年の193名から741名へと大きくエントリー数を伸ばし、今後の発展が楽しみな大会のひとつだ。
開催地である群馬県は、鏑木毅、田中正人のお膝元。本レースは、昨年に引き続き、このふたりとオリエンテーリングランナーの番場洋子が招待選手兼コースアドバイザーをつとめた。
とくに鏑木毅にとっては、ふだんトレーニングで走るお気に入りのコースだという。
「とにかく、明るくて、気持ちよいコースです」と太鼓判を押してくれた。
★赤城山トレイルランニング・レース 公式サイト
★大会リザルト(速報版)
取材・文=川原真由美
写真=柏倉陽介、田口稔、川原真由美
●レース前日
前日の土曜日には、鏑木毅、田中正人による講習会と、招待選手との交流を兼ねたレセプションも。
講習会は、鏑木毅の「トレイルランニングの基礎から強くなるためのポイントについて」、田中正人の「レース直前でも役に立つポイントアドバイス」の2本。
それぞれ30名の定員予定だったが、講師の要請で希望者全員が受講できることとなり、あこがれのトレイルランナーの話に、みな熱心に耳を傾けていた。
アカデミックな雰囲気がただよう講習会。講師の田中正人はアドベンチャーレースやTrans Japan Alps Raceなど、多方面で活躍中
●レース当日
レース当日は曇り空。一時ぱらついていた小雨も上がった。
スタート前、あいさつする番場洋子
8時にスタート。
コースはロング28km(累計標高差1740m)、ミドル17.1km(累計標高差1240m)の2クラス。
残念ながら鏑木毅は仕事の都合でレースはキャンセルとなったが、ゼッケンなしでミドルコースを快走。
参加者とともにミドルのコースを走った鏑木毅。その模様は自身のサイトにもアップされている
★鏑木毅のトレイルランニングワールド
そして、奇しくもロングコース男子を制したのは、鏑木の弟子で若手の実力者・松本大。第1回大会の鏑木の記録2時間51分59秒を大きく上回る、2時間43分35秒をたたき出した。
男子ロングを制した松本大。「苦しいながらも常に余裕があった」という言葉どおりの快走ぶり。後続を大きく引き離す一人旅だった
女子ロングのトップタイムは櫻井教美の3時間32分55秒だった。
女子のトップタイムは櫻井教美。スタート直後の林道がきつかったとか。「そのぶん、後半は気が楽になった。ツツジもきれいだった」
心配された雨も降らず、選手たちはレンゲツツジのトレイルを思い思いに満喫したようだ。
ロングコースでは一部、往路と復路が重なる区間があり、すれちがいで掛け合う「おつかれさま!」「この先すべるよ!」といった声が心地よく、印象的だったと話す選手が多かった。
レースの楽しさがうかがえる笑顔。「トレランってどんなもの?」と参加して、下りのおもしろさに開眼、女子ミドル・34歳以下の3位に入賞した田中敦子
昨年も男子ロング2位の栗原孝浩。今年は優勝を狙ったが、直前にひいた風邪の影響が前半の登りに響き、今年も2位に。トレランを始めたのは一昨年だという
男子ロング3位の平山賢一は海上自衛隊航空隊所属。自転車のロードレースを始めたことで、後半のバテが軽減されたという
男子ミドル優勝の宮地藤雄。脚の故障を考慮して、登りは抑えて、下りで飛ばす戦略がぴたりとキマった
アドスポWebでもおなじみの小川比登美は女子ロング・34歳以下の2位。「下りが気持ちいいコース。後半スパートしました」
このレースの模様は8月末発売の『アドベンチャースポーツマガジン』でも紹介予定。