掲載日:2007年07月17日

[ Webルポ ]

トレラン界次世代のエース宮原 徹選手
昨年「富士登山競走」に続き、三冠戦2勝目!

国内3大レースのシーズン初戦となる「北丹沢12時間山岳耐久レース」。9回目を迎えた2007年度大会は、昨年の「富士登山競走」を驚異的なコースレコードで優勝した宮原 徹選手が大会記録に迫る好タイムで初優勝。三冠レースの初戦をとった。




 梅雨の狭間、去る7月1日(土)、第9回「北丹沢12時間山岳耐久レース」が開催された。エントリー数1,717名という過去最多の参加者数の中、朝7時にレースがスタート。制限時間12時間、総距離43.86kmのトレイルランニングレースが始まった。
 今回の大会は、エントリー数からも見られるように多数のランナーが出走、当日の出走者数は1,520名とこれも過去最多、当然のことだがスタート直後の登山道入り口では、現状“国内トレランレースのお約束”となってしまっている渋滞が発生した。
「今後はキャパを含め、出走者数については見直しも必要ですね」(大会会長杉本憲昭氏)
 当然、トップを狙う選手は、スタートライン前面に並び、スタート直後から一気に飛び出す。現状の日本のトレランレース事情から不可避な一面であり、スタート後の渋滞も含めてトレランレース、という見方もあるが、環境への負荷を含めた適正な参加定員数というものを各大会のオーガナイザーがより考える時期が来ていることも事実であろう。
 さて、レースに関してだが、優勝した宮原選手に関して少しだけふれておこう。
 昨年2006年の「富士登山競走」で、“もう破られないのではないか”と言われ続けていた伝説のランナー芦沢雄二選手の大会記録「2時間36分23秒」を、初出場ながらいとも簡単に破り優勝(2時間32分40秒)した宮原選手は、「富士登山駅伝」へ向けての調整を主目的に本大会に出場したという。
 「仕事の関係上、ランのトレーニングをまったくできていなんです。体調は30~40%程度でしょうか」
 前日夜にそう語ったが、レース当日はスタート直後から快走を見せる。2位以下を大きく引き離し、最後までその差はほとんど変わらずダントツの優勝であった。しかも鏑木 毅選手の持つ大会記録4時間11分29秒に迫る4時間13分16秒という堂々たるタイムであり、第2関門まではコースレコードを充分に挑めるペースでもあった。
 「鐘撞山で足が終わっていました。タイム的にはこれがいっぱいでした」
 レース後、宮原選手は謙虚にそう話した。
 その後、蒸し暑い過酷なコンディションの中、昨年優勝の望月将吾選手が惜しくも2位でゴール、さらにそれに続き丹沢山塊を彩るトレイルランナーたちが次々にゴールしていった。タイム的には、昨年よりもずっとレベルがアップしている。そして、スタートから11時間を少し過ぎたところで最終ランナーがゴール、第9回大会が無事終了した。エントリー数1,717名、出走者数1,520名、完走者数1,159名、完走率76.3%という大会であった。
 なお、詳細なレポートは、『アドベンチャースポーツマガジン』にて掲載を予定しています。ぜひご覧ください。また、大会に関する問い合わせ等は、下記まで。
*北丹沢山岳耐久レース実行委員会
http://www.tanzawa-green.co.jp


 【リザルト】*主催者(北丹沢山岳耐久レース実行委員会)発表
●総合(上位6位)
1位 宮原 徹 4:13:16
2位 望月将吾 4:26:32
3位 伊東 努 4:26:55
4位 山田琢也 4:32:45
5位 小林伸吉 4:33:00
6位 木下宏純 4:36:19

●女子(上位6位)
1位 間瀬ちがや 5:07:44
2位 船橋 緑  5:32:30
3位 小川比登美 5:35:44
4位 郷 亜紀子 5:49:04
5位 松浦真由美 5:51:03
6位 栗田由希子 6:07:05

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