2006年10月 6日 投稿者: アドベンチャースポーツマガジン編集部

ひょんなことからトレイルランニングの魅力にはまり、どっぷりと浸かってしまった「走るアナウンサー」沢野有希さん。もともと「走ることなんて嫌いだった……」という彼女が、国内最高峰のトレイルランニング・レース「日本山岳耐久レース(長谷川恒男CUP)」への挑戦を決意。準備は着々と進んでいる!? WEB連載第3回、お待たせしました。
<プロフィール>
沢野有希(さわのゆき)
bayfm情報アナウンサー、パーソナリティ、エッセイスト
趣味は、トレイルランニング、ウォーキング、温泉&銭湯巡り、ドライブ、旅行、フランス語、写真 etc.
公式サイト http://www.sawanoyuki.com
2006年4月に、ハセツネ完走への道をつづったブログ
「アナウンサー沢野有希のハセツネ完走への道〜♪」をオープン
http://yukiss.cocolog-nifty.com
WEB連載「沢野有希〜ハセツネ完走への道〜♪」第3回
「ハセツネ追い込み試走」
Text by Sawano Yuki
試走という言葉を知ったのは、いまから約1年前。
昨年のハセツネ前、トレイルランニングの仲間が
「試走に行く」というのを聞いたのが、はじめてでした。
その後、11月の鎌倉アルプスの大会に出場することを決め
レースの1週間前に、仲間と一緒に、コースの試走に行ったのが、試走初体験でした。
さて、ハセツネ試走。
8月に3回に分けて全コースをまわった試走は
どちらかというと、走るというよりも歩くに近く
水場や、トレイルの分岐、トイレの場所などを確認しつつのものでした。
8月の試走ナビゲートをしてくださった逢坂さんに
「ゆっきーさん、あとは、第1関門までを何回も行ってみてください。
レースに出たことのあるひとと一緒に」とアドバイスいただき
今回は、追い込み試走に行ってきました。
日程は、9月中旬の平日。
昨年ハセツネ初出場のさとよしくんのナビゲートで
スタートから第1関門まで、レースを意識した、試走です。
当日の天気予報は、くもりと雨マークと、雨の可能性が高い予報。
さとよしくん、会った途端
「朝、ゆっきーから連絡あるかと期待してたんだけど……」
わたしからキャンセルの連絡があったら、ゆっくり寝てられると思っていたようです。
といって、順延にしていたら、走れないままレース当日なんてこともあり得る話。
レース当日が雨であることを想定して、と思えば行く気になるってもんです。
8時過ぎ、スタート地点の五日市中学校を出発。

ここから、トレイルまでは、軽くラン。
約3週間ぶりの登り&ランで、カラダが重たい、重たい。
こんなにもなまっちゃったのかと思いつつ、足を動かしていきました。
霧雨の雨が、ずっと降り続いていました。
発電所横、今熊神社入り口の鳥居、今熊山のトイレ・・・・・・。
1ヶ月ほど(?)前に行った、試走で見た景色が目の前にあわられますが
トレイルは、前回とは違い、ぬかるんでいる。
ときおり、足を取られつつ、ナビについていきます。
このあたりで心臓がバクバクしてきました。
心臓が苦しくなるのは、昨年の12月以来ぐらいのひさしぶりなことで
死んでしまうんじゃないか
カラダが壊れちゃうんじゃないかと心配になりました。
息を大きく吸って、水分を補給して、また前へ進みました。
「あとちょっとで関門!」
5km地点の看板を見てなかったので、関門? と思ったら
そこは、スタートから7km地点の入山峠の予備関門。
時計を見ると、ここまで1時間半。
あれ? きょとんとした顔をしていると
「ここまで、攻めできたからね~。こっからも攻めてくよ~」
こんな調子で、雨のなかの試走は続きます。

水はけの悪いところ、雨で、水を含み、ぬかるんでいるトレイル。
「これは、あくまでも試走。当日、雨が降りませんように。」と心の中で祈りながら
コケそうになりながら、ぬかるみを超えていく。
滑りそうでこわいところは、木の幹を中継地点にして、下る。
そんなこんなを繰り返し、ポイントポイントでタイムを計りながら、第一関門の浅間峠へ到着。
トータル6時間10分でした。

バテバテの顔をしていると、さとよしくん
「ゆっきー、頑張ったね~。当日もこの調子でいけば、完走間違いなし!」といわれたものの
さすがに疲労困憊。
お疲れさん! の打ち上げで、やっと笑顔になりました。

WEB連載第1回→http://www.adventure-sports-web.com/blog/archives/2006/07/1_1.html
WEB連載第2回→http://www.adventure-sports-web.com/blog/archives/2006/07/web2.html#more
【From ASM編集部】
連載第3回、ちょっと間があいてしまいましたが、みなさんいかがでしたでしょうか? 「走ることなんて大嫌いだった……」彼女が、今では「走るアナウンサー」へ大変身! いよいよ「日本山岳耐久レース」が近づいてきましたが、エントリーされた方も今回はされていない方も、ぜひご意見ご感想、沢野有希さんへの応援等、本コーナー「コメント」欄または、adventure@yamakei.co.jp まで、お寄せください。みなさんの応援が沢野さんを必ず後押しするはずです!
なお、「ハセツネ」終了後の最終回は、次号『アドベンチャースポーツマガジン』にて紹介する予定です。お楽しみに!