
スカイランニング世界最高峰のシリーズ戦「スカイランナー・ワールドシリーズ」。昨年より日本ラウンド「OSJおんたけスカイレース」(次号『アドベンチャースポーツマガジン』にて紹介予定)が開催され、がぜん注目されている本シリーズ戦の最終戦にて快挙が!

10月1日、マレーシア・ボルネオのキナバル国立公園で開催された第20回「Mt.キナバル・インターナショナル・クライマソン」に、日本から出場した横山忠男選手が総合4位に入る大健闘をし、昨年の同大会で10位入賞を果たした鏑木毅選手の記録を大幅に塗り替える快挙を成し遂げた。
「スカイランナー・ワールドシリーズ」の最終戦として開催される「Mt.キナバル・インターナショナル・クライマソン」は、本場ヨーロッパ各国をはじめアメリカやアジアの国々から約250名(9月30日は、女子、ベテランの部が開催)の山岳ランナーを迎え、4,000mを越えるキナバル山頂を折り返す21kmの山岳路で毎年10月最初の週末に開催される。高低差2,229mをに駆け上り、東南アジア最高峰キナバル山のロウズ・ピーク(4,095.2m)から駆け下りるこの山岳耐久レースは、世界でもっとも過酷なスカイランニングのひとつといわれ、制限タイムが厳しく毎回完走率が50%に達しないほどのハードさで知られるレース。オープン、女子、ベテラン(40歳以上)の3つのカテゴリーで行われ、今回は日本から16名の選手がエントリーし、14名がみごと完走して“クライマソンフィニッシャー”の称号を手にした。
総合4位に入賞した横山忠男選手は、群馬県山岳連盟に所属する山岳ランナーで、今年7月に開催された富士登山競争で準優勝、その2週間後の富士登山駅伝大会では鏑木毅、松本大(「OSJおんたけスカイレース」日本人第1位・総合第5位、アンドラスカイレース総合5位)選手らとともにチームを優勝に導いた国内有数の山岳ランナー。
「最後の下りはまったく足がいうことをきかず、何度も転倒しながらゴールをめざしました……。でも自分がここまでやれたことが信じられません。本当にうれしいです」
世界のひのき舞台でまたひとり、日本を代表する山岳ランナーが“世界”を相手に大きな足跡を残した。
Text & Photo by Nonoyama Haruyuki

みごとニ連覇を達成したメキシコの英雄リカルド・メヒヤ選手(右)とゴール手前までトップを行く快走を見せ準優勝した地元ドゥスン族のランナー
「スカイランナー・ワールドシリーズ」
標高3,000mを超える世界各国の高峰をフィールドに、山岳ランニングのスペシャリストが参戦する世界最高峰のトレイルランニングレース(主管:世界高地スポーツ連盟-=FSA・本部イタリアミラノ)。今年は全8戦が開催され、メキシコのリカルド・メヒアが総合優勝を飾った。
*『アドベンチャースポーツマガジン』に関連記事があります(コンテンツは→ http://www.adventure-sports-web.com/magazine/2006.html
参照)
「Mt.キナバル・インターナショナル・クライマソン」
東南アジア最高峰、世界遺産の岩峰で開かれるキナバル山を舞台に行なわれる過酷なレースで、スカイランナーたちの憧れの大会。4,095.2mのロウズ・ピークを折り返す21kmの険しい山岳路で競われる。「スカイランナー・ワールドシリーズ」の最終戦として開催され、今年は日本から16名が参加した。
*昨年の大会レポートが『アドベンチャースポーツマガジン』にあります(コンテンツは→ http://www.adventure-sports-web.com/magazine/2006.html
参照)
【大会問い合わせ】
「スカイランナー・ワールドシリーズ」ならびに「キナバル・クライマソン」に関するお問い合わせは下記まで。
フィールズ
info@fields-net.jp
この記事へのコメント (1件)
投稿者: J-Skyrunner | 2006年10月19日 15:58
横山選手おめでとうございます!
今年は遠方の(ベトナム&フィリピンに発生した)台風の影響下でコタキナバルは雨季が長引く。女子&ベテランクラス開催日は前日までの雨、当日は強風下でのレ-ス。翌日オープンクラスはジャングル内は雨が止まず、全く足場の悪いコンディションだった。こんなコンディションでは20回記念大会で大挙して参加した地元勢がもっぱら元気だった。リカルドもかなりタイムを落とした。そんな中にあって初参加で横山選手の活躍は快挙です!昨年の鏑木さんもすごかった。それをも上回るほどの大活躍。昨年よりこのレースに参加し、他のレースでは味わえない感動と興奮を頂いた。感動をありがとうございました。