2006年6月12日 投稿者: アドベンチャースポーツマガジン編集部

学生による運営のもと毎年開催される国内最大のラフティングレース「日本リバーベンチャー選手権大会」。“川バカたちの激漕祭”、通称「リバベン」は、今年記念すべき第30回大会。さて優勝チームは!
記念すべき第30回大会を迎えた「日本リバーベンチャー選手権大会」は、毎年群馬県みなかみ町の利根川上流域の急流スポットで開催される。本年度は、去る6月3(土)〜4日(日)の2日間にわたり、激戦が繰り広げられた。


まずはじめに「リバベン」のコースとコース概要を簡単に紹介しておこう(上コースMap参照。小社刊『全国リバーツーリング55Map』より)。雪解けの入るこの時期、ゲレンデのトータルグレードはクラス3以上。水量やスポットによっては、クラス4前後の瀬が出現する国内屈指のホワイトウォーター・ゲレンデとなる。レースの舞台は例年、水上峡と諏訪峡。水明荘トップインをスタートし、水上峡、諏訪峡を抜け、銚子橋までの区間を使っている。厳密には予選とダッキーは、初日は水明荘スタート、水上峡を抜け、町営駐車場手前にかかる紅葉橋手前がゴールとなる。決勝上級では、竜ヶ瀬やフリッパーズ、メガウォッシュといったビッグウェーブが続出する諏訪峡を漕ぎぬけ、銚子橋下がゴールとなる。グレードが高く、当然難易度がアップするこのコースには、予選を勝ち抜いた上位15チーム(例年では上位20チーム)のみがチャレンジでき、毎年「諏訪峡をめざせ!」が選手の合言葉にもなっている。ただし、今回は水量が多く、リスキーな状態ゆえ、残念ながら諏訪峡コースはなし。予選・決勝ともに水明荘〜紅葉橋のコースで戦われた。
レースは、4メンの部(ラフトボート)と2メンの部(ダッキー)があり、4メンの部は予選があり、翌日に上級と中級に分かれて決勝が行われる。決勝上級クラスへと進出できるのは、上位20チームが例年だが、本年度はエントリー・チーム数が少なく、上位15位までが決勝進出という厳しいボーダーがひかれた。2メンの部は初日のみの戦いとなる。
レース形態は、予選・ダッキーは、アップ&ダウンゲートをクリアしながらタイムを競うスラローム。決勝は例年、純粋にタイムを競うダウンリバーが採用されていたが、本年はコース変更が行われ、予選と同じコースで、決勝中級(16位以下のチーム)がスプリント、決勝上級(上位15位以内のチーム)が再度スラロームを行った。

アドベンチャーレーサーチーム「UNITE-X with Mitochondria(KOCCi)」も「リバベン」初参戦。ナイスパドリング! ラダ−をきるのは菊島明佳選手。女性とは思えないテクニックとパワー! 前左は、「伊豆アド」3位の長谷川毅選手。前右は、早川正人選手。残念ながら写真に写っていないが、後左を巧みに操っていたのが、早川秀人選手

本大会の参加チーム数は、4メンの部37チーム、2メンの部13チーム。国内唯一のプロラフティング・チーム「チーム・テイケイ」も参戦したが、オープン参加となった。そのため優勝の行方は??? 3連覇をめざす鳥取大学探検部「RIO」を筆頭に混戦模様となった。多くのギャラリーが見守るなか、レース開始。ホワイトウォーターへと続々とラフターが突っ込んでいった。
年々レベルアップする学生の常連チームを中心に社会人チームが健闘するなか、2日間にわたるレースは無事終了。タイム的にはオープン参加の「ラフティングチーム・テイケイA」が優勝チームに約60秒の差をつけたが、公式記録としては優勝候補筆頭の鳥取大学探検部「RIO」がみごと3連覇を果たした。準優勝の岡山大学探検部「旭川水軍」も常連の強豪チームだったが、惜しくも優勝を逃した。準優勝チームは、同タイムでもう1チーム、新潟大学探検部「五十嵐コンバイン」。次回にぜひ期待したい!
コマーシャル・ラフティングは、かなり一般に認知されるものとなったが、レースラフティングは、これから熱い! 「ラフティング・ジャパンカップ」も始まった今シーズン、まだまだ大会がめじろおしだ。また、来年は韓国で「ラフティング世界選手権」が開かれる。今からでも世界選手権をめざせる。ぜひ、パドルスポーツに注目し、チャレンジてほしい。
なお、大会詳細やリザルト等は、以下まで。
http://www.riverventure.com/index.htm
【リザルト】*主催者発表
● 4メン上級
順位 チーム名(所属) 総合タイム(秒)
1位 RIO(鳥取大学探検部) 941.3 2位 五十嵐コンバイン(新潟大学探検部) 953.3
3位 旭川水軍(岡山大学探検部) 953.3
4位 テトラ(岡山大学探検部) 982.3
5位 ファッキンしっきん(拓殖大学探検部) 988.7
6位 大阪国際大学ワンダーフォーゲル部(大阪国際大学ワンダーフォーゲル部) 991.3
7位 恋のホームページ(鳥取大学探検部) 992.7
8位 石田こぶ平(一橋大学ストローム会) 1004.3
9位 あかんこぐわ(アコンカグア) 1028.3
10位 レジャー艇は温泉街好き(アコンカグア) 1090.3
11位 ピートロダブルde土俵入り(アコンカグア) 1112
12位 Water Lily(Water Lily) 1115
13位 サ☆POP STAR(亜細亜大学探検部) 1148.3
14位 神橋大學ストロンチャ〜くらぶ(神奈川大学アドベンチャークラブ) 1170.7
15位 社会人困ったことは金で解決!(LIQUOR VENTURES) 1186.3
オープン ラフティングチーム・テイケイA(ラフティングチーム・テイケイ) 882.3
● 4メン中級
順位 チーム名(所属) 総合タイム(秒)
1位 関東川バカ隊(鳥取大学・岡山大学探検部OB) 974.7
2位 イエローキャブ(鳥取大学探検部) 1018.3
3位 しゅれでぃんがーの猫(岡山大学探検部) 1025.3
4位 ずーらしあ(相模レスラーズ) 1025.7
5位 ねえねえうんち(ねえねえうんちグループ)1026.3
6位 Tera Waros(甲南大学分科会探検部) 1050
7位 群大カヌー部(群馬大学カヌー部) 1052.3
8位 がみらす(相模レスラーズ) 1059.7
9位 どぴゅどぴゅ丸(立正大学探検部) 1063.3
10位 ダンディーズ(神奈川大学アドベンチャークラブ) 1078.7
11位 ふたりはウェーブが大好きツガリアンまっくすたーVO(弘前大学探検部) 1080.3
12位 部屋とYシャツとイパギナウ(静岡大学探検部) 1089.3
13位 Team会津っぽ(新潟大学探検部) 1090.3
14位 ヤングフラワー(ヤングフラワー) 1095.3
15位 UNITE-X with Mitochondria(KOCCi) 1097
16位 高速シブキ(神奈川大学アドベンチャークラブ) 1101.7
17位 やみなベクイーンズ(やみなベクイーンズ)1115.3
18位 よんぴーず(上智大学探検部) 1116.7
19位 すっきりまつ毛(拓殖大学探検部) 1121.7
20位 第13、14回あたりオフィシャル(第13回オフィシャル) 1181.3
棄権 WWV BIG BEARS(早稲田大学ワンダーフォーゲル部)
● 2メンの部シングルパドル
順位 チーム名(所属) 総合タイム(秒)
1位 OH君2(岡山大学探検部) 720
2位 ガローピーヨ(鳥取大学探検部) 729
3位 OH君(岡山大学探検部) 777
4位 くちゅくちゅ丸(立正大学探検部) 832
5位 アムスホール(一橋大学ストローム会) 838
6位 どっぴゅん次郎三郎(一橋大学ストローム会) 844
7位 こぎこぎ☆ピュッピュッ(ねえねえうんちグループ) 871
8位 THINK OH君(岡山大学探検部) 892
9位 小太り大学(一橋大学ストローム会) 893
10位 On An Ease(岡山大学探検部) 959
失格 魚雷1/2(鳥取大学探検部)
失格 三本アパート(鳥取大学・岡山大学探検部OB)
棄権 背水の陣2006(弘前大学探検部)

【主催・問い合わせ】
第30回リバベン実行委員会(通称オフィシャル) 日本リバーベンチャー選手権大会事務局 http://www.riverventure.com/index.htm