2005年9月22日 投稿者: アドベンチャースポーツマガジン編集部

「男女混合(3人チーム・アシスタント2名)、複合競技、ナヴィゲーション、夜間ノンストップ(3日間)」という世界のアドベンチャーレースの暗黙の定義をすべて充たした国内最高峰レース「伊豆アドベンチャーレース」が、無事幕を閉じた。さて、その結果は!?

プロデューサーにヨットによる世界最年少単独無寄港無補給世界一周の記録を作った海洋冒険家の白石康次郎氏。コースディレクターにアドベンチャーレース界の第一人者であり、国内外のメジャーレースで活躍する田中正人氏。そして忘れてはならない伊豆松崎町を始めとする地元及び各地からのボランティア・スタッフ。陰陽を問わず、こうした面々の力で大会の歴史を刻んできた「伊豆アドベンチャーレース」。国内主催者初開催であると同時に、名実ともに国内最高峰のレベルを誇るまでに発展した本大会は、1999年プレ大会を含め、7回目を迎えた。「男女混合(3人チーム)、複合競技、ナヴィゲーション、夜間ノンストップ」という世界のアドベンチャーレースの暗黙の定義をすべて兼ね備え、しかも国内最長かつ唯一の3日間ノンストップレースである。

本年度の参加チーム数は、17チーム。本大会より、シーカヤッキングとラぺリング(懸垂下降)の技術認定試験(大会前に実施)が参加必須条件として加えられた影響もあるのか、例年よりも参加チームは少なかった。とはいえ、参加チームのレベルは、総じて高い。国際レースでも充分に通用するであろうチームも複数参加している。そんな要因からか、本年度のコース難易度は、かなりレベルの高いものであった。「昨年度は、とにかく“長い距離”というものをテーマとしてコースを設定しました。今年は、距離よりもむしろポイントポイントにおけるテクニカルな要素を盛り込んでいます」と、コースディレクターの田中正人氏。同氏のコメントどおり、今回のコースではかなりのナヴィゲーション力が要求された。実際、レース序盤から真夜中の山中をさ迷うチームが続出。トップグループとそれ以下のチームの間隔がかなり開いてしまった。

今年の「伊豆アドベンチャーレース」は、先の田中氏のコメントどおり、レギュレーションにおいてもシビアな設定があった。AP2(アシスタントポイント2)に制限時間を設定し、これをクリアできなかったチームは、AP2以降の3レグ(ステージ)分のコースを強制スキップというペナルティを課される。レース序盤ですでに優勝の可能性を絶たれてしまうのだ。このペナルティを受けたチームは、さらにレースカテゴリーでも別扱いを受け、「伊豆アドベンチャーレース」ではなく、「伊豆チャレンジ」というカテゴリーでの参戦となってしまう。コースディレクターの半分「洒落(茶目っ気)」もあるのだろうが、呼び方の問題とはいえ、反面、大会レベルの高さを知らしめるクールかつシビアなメッセージにも受け取れた。こうした状況の中、各チーム全力を尽くし、レースは3日間ノンストップで続いた。そして今年の大会もさまざまなドラマが生まれ、9月18日午後、全チームがゴールゲートをくぐり、無事幕を閉じた。優勝チームは「とれとれ東龍門選抜隊」。ここ数年、わずかな差で優勝を逃し続けていた実力派チームの念願の初優勝であった。おめでとー!!! 完全完走チームはゼロであったが、すべての選手・アシスタントに敬意を表したい。そしてすべてのスタッフ・関係者に感謝である。「伊豆アドベンチャーレース」は、やはり国内最高峰のレースであった。しかし、本当の意味で、最高峰レースであるかどうかは、参加選手が感じることである。過去のある大会で「バカヤロー! 誰だぁー、こんなキツいコースを考えたのは!!!」と叫んだ選手がいた。この言葉は、主催者に対する最大の賛辞である。国内アドベンチャーレース界を牽引する「伊豆アドベンチャーレース」、さらなるリーダーシップの発揮と大会の発展を願いたい。
*レースの詳細は、次号『アドベンチャースポーツマガジン』2006にて紹介予定です。ぜひ、ご覧頂ください。

*レースの詳細は、次号『アドベンチャースポーツマガジン』2006にて紹介予定です。ぜひ、ご覧頂ください。
【主催・リザルト】*リザルトは近日中に公開!
●主催:伊豆アドベンチャー事務局
以下、伊豆アドベンチャーレースオフィシャルサイト
http://www.izu-adventure.com/index.htm
【伊豆アドベンチャーレース2005 暫定順位】
1位 とれとれ東龍門選抜隊
平野直子
高梨雅幸
鈴木啓一郎
平野良彦
館 正訓
2位 Teva/Powre Bar
横山峰弘
佐藤浩巳
市岡隆興
山内智恵
高橋岳大
3位 ミトコンドリア
長谷川毅
森本泰介
熊野尚美
森本深青子
近野久郎
4位 No Limits(ノーリミッツ)
原田彩子
桜井美恵
北村ポーリン
須藤直美
長田真理
5位 OverThePEAKColumbia(オーバーザピークコロンビア)
束村 宏
芝田敏仁
鈴木博子
柳生千枝
長尾亜紀
6位 Columbia UNITE-X(コロンビアユナイトクロス)
早川正人
菊島明佳
早川秀人
神木宏恒
神木眞起子
7位 チーム「地平線05」
堀江誠克
伏見幸希子
小谷部 明
片岡由起子
佐藤 有
8位 DESERT ROSE(デザート ローズ)
星 千賢
遠田佑樹
加藤 恵
武田耕治
和田橋 明
9位 a-REI(アレイ)
小林真希子
井上幸治
井上 桂
櫻井勇一
関谷多加志
10位 とれとれ東龍門洗濯隊
寺嶋郁夫
森崎芳宏
安藤理恵
伊藤正則
安藤由香
10位 コマッタリ〜ズ
真鍋典夫
内山雅文
笠井妙美
三家丸健太郎
三家丸裕子
12位 チームフィルシャコ
宮本貴美
坂本雅也
山下晃和
草場博満
寺田 満
13位 アナドレリン@H.I.D
吉本伸一
野畑清敬
渡瀬美佳
光山慎也
はいきだい
13位 kokopelli (ココペリ)
池田俊彦
櫻井絹子
渡辺 充
渡辺裕子
崎村健二
15位 ピーチデラックス
三ツ股謙二
寺沢伸晃
鈴木真樹子
木下圭晃
中島 護